切り替え時間を優先させたい場合であれば、以下の方法による解決をご検討ください。
PCとDisplayPort-VGA(VC925など)またはDVI-D変換アダプター(VC965)を接続する DisplayPort対応KVMではなく、VGAやDVI-D対応KVMを使用する
この方法を利用することでDisplayPortケーブルのリンクトレーニングを回避し高速な切り替えを見込めます。
現時点では、DisplayPort環境での切り替え時間短縮は非常に難しいものとなります。理由としては以下の通りとなります。
DisplayPort対応KVMは、切り替え時にケーブル自体の信号品質をテスト(リンクトレーニング)してから、機器の認証(EDID取得、HDCP認証)を行います。 また、DisplayPort規格に準拠するため、弊社製DisplayPortKVMはビデオダイナシンク機能は搭載はされていないため、ポートの切り替えごとにリンクトレーニングから実施を行う仕組みとなっております。 この動作を規格に沿って行う為最短でも3秒、機器のトレーニングや認証によっては10秒以上必要とするケースもございます。
2020年6月現在は、バージョンDP1.2と比較し、DP1.4以降からある互換性の問題は緩和されていますが各ケーブルやモニターなどDisplayportの標準化はまだまだ問題が多い報告を頂いております。
そのため、4K解像度などの要件ではない場合はVGAやDVIに変換することでこれまでの快適な利用方法が出来ると解決できたご報告を頂いております。
(2020年7月2日作成) |