L2スイッチ経由で接続されている場合、設定が正しくない場合にはこのようなメッセージが表示されます。 具体的には、接続先からではないマルチキャストパケットを受信した時や、IGMPクエリアのjoin/leaveが出来ない時などに表示されます。 正しく設定が出来た場合、「The correct IGMP Snooping Setting has been applied.」というメッセージが表示されます。
以下の項目を確認して、スイッチの選定並びに設定が正しいかご確認ください。
#前提 フルマネージドスイッチを使用されているかご確認ください。 スイッチングハブを使用した場合にデータ転送が適切に行われずに、大量のデータが送付されて機材の再起動や通信停止などが発生する原因となります。
#スイッチで行うべき設定
以下は1台のスイッチで使用する場合となります。2台カスケードをする場合やL3スイッチを構築する場合は別途必要に応じてLACP、STPの設定を行ってください。 設定方法が不明な場合はネットワーク管理者または、ネットワーク設計が出来る業者様へご相談ください。
1. グローバルVLANではなく、新規でvlanを用意する(スイッチによってグローバルvlanやvlan1ではIGMP snoopingが動作しないおそれがあります) 2. IGMP SnoopingをVLAN内で有効にする 3. IGMPの設定でFast Leave(高速離脱)をimmediate(即時)に設定する 4. IGMP snoopingクエリアをv2で有効にする 5. 全てのポートに対してflow controlを有効にする 6. 不明なigmp packetは全てドロップするように設定する※
※6 ・Cisco製品を使用する場合は、トポロジー変更時のマルチキャストフラッディングは無効にする設定を行ってください ・Panasonic、Apresia製スイッチなどでは「マルチキャストフィルタリング」を有効にすることで同等の機能が出来ます ・H3C製スイッチなどで「igmp-snooping drop-unknown」という設定をvlanに行った場合は、同等の機能が出来ます ・弊社製フルマネージドスイッチ「ES0152」では、「unregistered IPMCv4 Flooding Enabled」をチェックを外して、running-configへ設定反映させると同等の機能となります
(2020年9月28日作成) |