ネットワーク障害を抑止するための意図的な機能制限となります。
【解説】
169.254.0.0から169.254.255.255の範囲は、RFC 3927に規定されたAPIPAに該当し、AutoIP対応機器専用に割り当てられたIPアドレスとなります。 特殊な用途にて規定されたIPアドレスに対して一部製品(VE89xxシリーズ)を除きATEN製品は現在すべて、それらでの独自通信に対応するよう設計していません。 また、それらの用途との通信にて誤動作を引き起こすことがないよう、CC2000、CCKM、CCVSR、EcoDCなどのIP対応製品用ソフトウェアは意図的に制限を掛けることで事故防止機能を動作させるようにしています。
【注意】 弊社製KVMはプライベートIPアドレスで動作することを前提に開発されているため、プライベートIPアドレスのクラスA、B、C以外のIPアドレスを付与した機器に関する動作に関してはサポート外となります。
弊社製品KVMを固定IPアドレスで使用する場合は、
クラスA・・・・10.0.0.0~10.255.255.255 (サブネットマスク例・255.0.0.0)
クラスB・・・・172.16.0.0~172.31.255.255 (サブネットマスク例・255.255.0.0)
クラスC・・・・192.168.0.0~192.168.255.255 (サブネットマスク例・255.255.255.0)
とネットワーク内の機器の台数に応じたクラス、サブネットマスクを設定して構築してご利用ください。
(2023年8月28日作成)
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