CS64US + キーボード + マウスの消費電力よりも大きい電力がPCから常時供給されているかご確認ください。
ノートPCなどはバッテリー駆動や省エネ機能を最優先にしている製品では、消費電力が大きいUSBやVGA、HDMI出力をすぐに電力供給を停止しようとするプログラムが動作し、Windowsの設定やBIOSで無効にしても省エネ機能を動作させて安定した動作ができなくなることがございます。 このような省エネ機能を解除できないPCを使用している場合は、KVMスイッチ自体の動作は起動できなくなる、電圧不足で予期しない動作不具合を引き起こす原因となります。
■対処方法・KVMスイッチへ外部から電力供給をする PCからの安定した電力供給が見込めない場合は、スマートフォンなどのUSB充電アダプターを使用し、KVMスイッチの空きCPUポートと接続し電力供給をすることで電圧不足による動作不安定を回避することができます。
■Windows8以降のシャットダウン操作を確認する Windows8以降では、省エネ機能の設計にて過去のような「シャットダウン=USBへの給電停止」という仕組みではなく「シャットダウン=スリープ」という挙動になる設定になっているPCもございます。(ACPIのスリープステート機能)
Windowsでは、PCのスリープ状態にするとUSB機器の電力給電については完全な電源OFFではなく「電源ONでもOFFでもない状態」の電力をUSB機器に供給するケースがございます。このケースだとスリープ解除を実施してもUSB機器が正しく起動できなくなるケースが多くあるため、PCを起動した時に限りKVMが操作できなくなる原因となります。この場合は、Windowsを再起動することで復旧できますが、可能であればBIOS/UEFIなどでACPIのスリープステートにて、シャットダウンダウン時に完全に電源OFFにする設定へと変更することをお勧めします。
(2023年12月21日作成)
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